全米を牛耳る巨大製薬会社。
世間ではその薬害問題が報じられていたが、チャールズ・エイブラムス率いる弁護団は決定的な証拠を掴めずにいた。
そんな中、野心家の若手弁護士ベン・ケイヒルは金髪の美女エミリーと出会い、機密の臨床ファイルを受け取る。
その出会いをきっかけに、人間達のありとあらゆる欲望<出世欲・金欲・独占欲・愛欲…>が複雑に絡み合い、ケイヒルの人生は予想もつかない意外な展開に巻き込まれていく・・・・。

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『ブラック・ファイル 野心の代償』

 

アンソニー・ホプキンス×アル・パチーノという2大オスカー俳優の初共演を実現させ、さらにはアジアの雄 イ・ビョンホンらを率いた本作のメガホンをとったのは本作が監督デビューとなる日系2世シンタロウ・シモサワ。
42歳の新人監督は、これまで大ヒットドラマのスピンオフ『クリミナル・マインド 特命捜査班レッドセル』やケビン・ベーコン主演の『ザ・フォロイング』にて脚本を手がけるほか、清水崇監督のハリウッドデビュー作『THE JUON/呪怨』(05)では共同プロデューサーを務めるなどハリウッドにて存在感を高める期待の新鋭!!

 

シンタロウ・シモサワ監督インタビュー

 

NOSVIS とても素晴らしく贅沢なキャスティングとなっておりますが、これだけの色を持つキャストの皆さんをまとめる事は、大変な事でしたか?

 

シンタロウ・シモサワ監督 実は、このキャスティングには特別なトリックがありました。

制作プロデューサーとして入っていたマシュー・ミラムと言う方が、若手なのですが、かなりのやり手の方でハリウッドレポーター紙が、今選ぶ活躍する30代にも入る人物でして、このマシュー・ミラムがアル・パチーノ陣営とアンソニー・ホプキンス陣営 双方に相手方は、出演する事に決めていると吹き込み、お互いがそれでは出演しようと言う運びになりました。(笑)

このような話しは、ハリウッドではよく行なわれるトリックですが、本当に効果てきめんで僕もびっくりしました!

 

『ブラック・ファイル 野心の代償』シンタロウ・シモサワ監督記事内画像

 

NOSVIS 撮影時のエピソードなども教えて下さい。

 

シンタロウ・シモサワ監督 アンソニー・ホプキンスの愛人役として登場したマリン・アッカーマンとアンソニーは、かなり歳の差があり、まずその部分で二人の歳の差感を出すため脚本の中で、ダイヤルを合わせる必要があり、脚本の一部書き換えを行ないました。

ところがしばらくして、ロンドンにいるアンソニーから電話があり書き換えた脚本を元に戻して欲しいと連絡がありました。

その理由を後にアンソニーの奥様が教えてくれたのですが、アンソニーのご自宅には、六枚のパネルがあり、そのパネルに脚本の全ページが貼付けられ、自分の台詞以外も全てまる覚えするそうです。

ですから脚本の変更は、彼が混乱し困ってしまうからだと言っていました。

そこまでのスタンスを持つ役者を僕は、聞いた事がありませんでした。

またアンソニーホプキンスは、撮影中の食事を現場のスタッフと共に食べ、現場のスタッフの皆と過ごす時間をとても大切にしていました。彼自身その様なスタッフと過ごす時間が好きだったようです。

スタッフと過ごす時間はきまって、ハンニバル・レクター博士の声で過ごしていたそうで、スタッフの皆は大喜びでした。

スタッフの中には、留守番電話の録音をハンニバル・レクター博士の声で録音をしてくれていたようで、本当に遊び心のある素敵な方でした。

アル・パチーノは、色々なメディアで書かれているので、僕が言っても問題ないと思うので言いますが、過去の作品に対しての感想をオブラートに包む事なく発言をしており、「俺は、あの俳優は、嫌いだ」「あの作品は最悪だった」等と言ってみたりしていましたね。(笑)

ただとても素敵な所もあり、リッツカールトンで食事をしていた時の話しですが、普通子羊の料理の際は、ミントのゼリーを添えるそうですが、その時ミントゼリーが添えられてなく、ウェイターにミントゼリーはないかとアルパチーノが聞いたところ、そのウェイターが大慌てで、たぶん他のお店に分けてもらいに行っていたようで、汗だくになり戻ってきた姿を見て、食事中ずっと悪い事をしたなと気にかけていました。

そんな優しい一面がアル・パチーノには、ありました。

 

NOSVIS 今作の題名は、『ブラック・ファイル 野心の代償』となっておりますが、監督にとってこの作品は、野心の一歩となりましたか?

 

シンタロウ・シモサワ監督 僕は、元々脚本とプロデューサーをしており、今回たまたま監督を任される事となりました。今回監督を任せてもらい正直監督業に恋をしてしまいました。これだけの豪華キャストを迎える事ができたため初監督作品には、思えないかもしれませんが、これが本当に初監督作品であり、今回の現場で今までに無い多くの事を学ぶ事ができました。この経験を元に、これからもより良い作品をどんどん作っていけたらと思っています。

 

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