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高橋恭司展『果色(けしき)』 

 

——ご自身の中で今でも記憶に残る、惹かれた場所はありますか?

 

20代後半から30代は、いろんなところに行きましたね。結果的には、グルジアとか、アルメニアのあたりが良かったですね。土地がもっているものがよかったのかもしれないですね。

 

 

——作品をみていると、人も場所も物も写真の中に空気感を含む量が多く感じますね。

 

そうですね。以外と乾いているものとか、空気を撮っているのかもしれないですね。

何か惹かれるなって思う写真には、空気が詰まっているのかもしれないですね。昔から写真を見るのが好きだったんですが、何かピンとくるとか、情報のプラスを感じるのが、写真を見るおもしろさかなって思うんですよね。

 

 

——また写真の中には、見る側の記憶とリンクできる余白も多く感じますね。

 

そうですか。自分のことを一歩ひいているということとか、インパクトというものに、そんなに感心がないというのが大きい理由かもしれないですね。

といっても、自分を三人称にするわけではなくて、なるべく自分の近くの空間や時間でアクションを起こそうとしています。難しいですが、単純でいたいと願っていますね。

 

 

——ある意味ガチンコですね。

 

そうですね。今その感覚が凄く難しいのかもね。情報がすごく多くて、素朴な今ここにいることっていうのが実は難しくなっているのかもしれないですね。

 

 

——人が透過できる余白があるように感じますね。

 

カタチをなくすことで、カタチ作るっていうこともありますよね。

元々隠れるために生まれる作品ってあるのかなって思うんです。作品ってずっと見ていたいというよりは、隠されているもので、そこでチラッと見るものなのかなって思うんですよね。自分の中の何かが共鳴しているのかなって思うんです。その感じって凄く不思議だなって思うんですよね。便利な言い方なんだけど、作品って時代の中で忘れられているときにチャージしているという話しがあって、そうなのかもしれないなって思っているんですよ。

 

——髙橋さんにとって、作品を創る上でのモットーとは?

 

出来るかぎり期待に答えないように、無責任にやるように心がけています。

 

 

高橋恭司展『果色(けしき)』

会期:2013年10月8日(火)〜 10月14日(月・祝) 10:00~19:00 ※最終日は 16:00 終了  無休

場所:DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERY(入場無料) 〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町 16-15 MAP

 

特別協賛:日本タッパーウェア株式会社

デザインワーク:BANG! Design,inc. 照明設計 ヒガシックス

企画統括:田辺千香子

企画協力:株式会社ブレインズ・カンパニー 

 

 

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