榮久庵憲司氏率いる創造集団GK!!戦後の復興期から共に歩んだデザインの世界!「榮久庵憲司とGKの世界 鳳が翔く」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

世田谷美術館 2013年7月6日(土)―9月1日(日) 

 

世田谷美術館では、2013年7月6日(土)から9月1日(日)まで「榮久庵憲司とGKの世界 鳳が翔く」展が開催されている。

榮久庵憲司氏率いる創造集団GKは、戦後の復興期より、日用品や、公共施設など、数々の製品をデザインすることで、日本人に美意識を提供し続けている。本展では、榮久庵憲司氏とGKが展開してきた、デザインの世界像を見ることができる。

榮久庵憲司氏、彼の求めた終着とは……切なくも、凛とした 心に迫る展覧会だ。

 

「人間の性である欲を抑え、道具を創造し続ける。

その彼岸に人間世界と道具世界が調和を以て共生する理想郷、すなわち浄土の世界を『地中蓮華』というかたちで表現してみた。

『自然と人間と道具』の未来に訪れるであろう、遥かなる世界の憧憬、その悠久にして華やかな蓮の花の池を目指して、鳳は飛翔してくるのである。 

榮久庵憲司 」 

 

7月5日には、レセプションが行なわれ、世田谷美術館 館長 酒井忠康氏をはじめ、世田谷区長 保坂展人氏、世田谷区議会議長 山口ひろひさ氏が挨拶を行なった。そして、最後に榮久庵憲司氏がGK発足時のできごとについて語り、印象深い言葉を残した。

(写真左から 世田谷美術館 館長 酒井忠康氏、世田谷区長 保坂展人氏、世田谷区議会議長 山口ひろひさ氏)

「今回の展覧会はインダストリアルデザインの領域で、すでに世界的に注目を集めている創造集団GKの多岐にわたる活動の軌跡と、このグループを率いる榮久庵憲司のデザインの思想がそういうかたちで養われ、また人々の暮らしのなかで、その思想が、どういうかたちでいかされてきたのかをさぐる試みです。(中略)生活の思想としてのデザインの本然を、美術館で展開することには、限界がありますが、『これが生きたインダストリアルデザインなのか!』という驚きの生じるいくつもの問いを束ねていたときに、展覧会開催の意義を見出して頂ければと思います。」

 

世田谷美術館 館長 酒井忠康氏

 

 

「私は、1955年生まれですので、食卓にキッコーマンのしょうゆが乗った世代でございます。東京都のマークが新しくなったな、と思ったら、これも先生の作品だったと。世田谷縁の馬事公苑のJRAロゴマークもそうだったと。成田エクスプレス、かっこいいな、と思っていたら、これもそうだったということで、改めて、先生のお仕事の大きさを日々見てきたのだな、ということを感じました。」と、いかに、何気ないところで、榮久庵憲司氏のデザインが私たちの生活と密接に関わっているか、と自らのエピソードを交え紹介した。

 

世田谷区長 保坂展人氏

 

 

「『モノの民主化、美の民主化』をスローガンに長年、デザイン活動を歩まれた榮久庵先生と、GKグループの、長きに渡る歩みを知る貴重な機会だと伺っております。ひとりでも多くの区民がこの展示会を通じて、芸術のすばらしさ、文化の楽しさを感じとれるようにして頂ければと思っております。」

 

世田谷区議会議長 山口ひろひさ氏

 

 

榮久庵憲司氏  「有」を求めたからこそ、今の私がある >>  

 

 

関連記事

  • 『アベンジャーズ』『アイアンマン』のマーベル・スタジオが贈る待望の最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014/08/26)

  • 大人のためのタップイベント「足音」at 代々木ANCE 浦上雄次 aka SUJI TAP「足音」(2012/05/15)

  • 皆さん60年前にインドネシアで起きた大虐殺を知っていますか?映画『ルック・オブ・サイレンス』(2015/07/04)

  • 奈良美智氏や村上隆氏をはじめ、数多くの現代作家を発信し続ける、小山登美夫ギャラリー 代表 小山氏にお話を伺った。(2012/12/31)

  • 世界的ヒットメーカー、ティム・バートン監督の最新作『ビッグ・アイズ』 作品のモデルとなったマーガレット・キーンさんインタビュー(2015/01/14)

  • 神の手を持つ男CHUCHO VALDES piano soloコットンクラブ(2013/02/16)