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ティム・ブランクス&「This Company」のディレクター・ジェフ 

 

——今までの香水は、やや表面的な部分で香りを作ってきたと思うのですが、エセントリック・モレキュールズの試みは、ある意味で、フレグランスの根幹ができたのかな、という印象を受けました。

 

ジェフ:おっしゃる通りだと思います。他の香水は、全てブランディングしたものであり、商品以上に広告宣伝もしたものだと思うのですが、こちらは商品だけで勝負をしているんです。
ミラノで香水の展示会があったときに、ゲザと二人で会場に行ったのですが、僕らのブースに来てくれるお客さんは、「これをつけてこんなことがあった」「あんなことがあった」って自分に起こったレジェントをシェアしてくれる人ばかりだったんです。僕らは、それを聞いて感動するんですが、それが香水の根幹であり、自分が作った香水が皆さんのストーリーを作っていくことを感じられました。僕はセールスマンでもマーケティングをしているわけでもなく、僕は、この香水を作ったパフューマーなんだよって思えることが素晴らしいですね。

 

ティム:香りの根幹をついたものだ、とおっしゃってくださったことに共感します。香水って体に直接触れるものなので、本来は、居心地のよいものですよね。でも、他の香水は、着飾ることをしてしまっているのですが、僕たちのやっていることは、「これを提供するよ。残りは自分たちでやってね」というものなんです。決して香水が何かやってくれるのではなくて、香水をつけることで、自分が持ち上がることがこちらの商品なんですね。

 

——今まで香りに着られていた人たちが、これから、人が香りを纏えるようになるんだな、という印象を受けました。

 

ジェフ:素晴らしいでしょ、僕たち(笑)。 そうやっておっしゃってもらえてすごく嬉しいのですが、僕も個人的に同じように感じているんです。実は僕は他の香水も大好きなんです。でも、モレキュール以外つけられなくなってしまったんです。自分が自分でいられる香水というのがこれなんです。

 

 

——日本の皆さんにひとことお願いします。

 

ティム:私たちにとって、モリキュールは人生のアドベンチャーでした。日本のお客様にとっても、こちらがアドベンチャーになりますように、と祈っています。何万通りもの、つけた人数分のストーリーができると思います。あなたも、そのひとつのストーリーになれますよ。

 

ジェフ:日本の文化と私たちがコラボしたときに、どんな文化が生まれるかというのが待ちきれないです。

 

 

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