ついに日本のヤクザ映画がとんでもない事に!!
ヴァンパイア? カッパ? 噛まれるとヤクザ?
とんでもないハチャメチャなストリーを引き連れ三池崇史監督がやってくれた。
主演は、俳優 市原隼人を迎え本格格闘シーン満載の作品となっている!
中途半端なハチャメチャはいらないが、ここまでやられてしまうと もう手を上げるしかない!
そんな映画『極道大戦争』三池崇史監督と俳優 市原隼人の対談インタビューが明かす二人の思いとは?
映画『極道大戦争』三池崇史監督&俳優 市原隼人 対談インタビュー
NOSVIS)完成された映像を見られた際の率直な感想を教えてください。
市原さん)これから出る映画も過去の作品も含め、全ての作品が過去になるような新たなジャンルではないかと思いました(笑)
NOSVIS)三池監督は、市原さんの感想を聞いて如何ですか?
三池監督)見る側より作る側が、モヤモヤした霧のような物にデカイ石を思いきり投げたような快感を感じましたよ。本当はその感覚が観客の求めるエンターテイメントに必要な事ではないかと僕は思いますね!
今は闇に向かって物を投げる人はなかなか歓迎される時代じゃないから。
受け入れてくれるのは日活ぐらいかも(笑)
NOSVIS)市原さんは、演じる中で闇に物を投げ入れるようなやみくもな感覚はありましたか?
市原さん)やー本当にカエルは出てくる、カッパは出てくるはとよく分からない感じではありましたが、やっている事は細かく繊細でした。
その大胆さと繊細さが相反し、スゴイ振り幅で色々な角度から見て頂ける作品になったのではないかと思います。
NOSVIS)三池監督、作品を作る着想のきっかけは、あったのですか?
三池監督)本当に珍しいのですが、飲み屋の立ち話しと酔った勢いで、噛まれたらヤクザなんて話し最悪だよねって皆で話していたのがきっかけでした。
最近の日本映画で、飲み屋の立ち話しから生まれたのは久しぶりじゃないかな。
その作品が、偶然にも映画『マッドマックス』と同日公開なんて運命ですよね!
『マッドマックス』だって、始めはやみくもに石を投げた映画だろうし。
この作品がそんな映画の隙間に入り込んだら良いと思います。
男の子はこういう映画好きですからね!僕が始めに『マッドマックス』見た時もインパクト強かったですし、思いがあればこういった形に出来るのだとも感じました。ブルース・リーも同じで、有名だから作ったのではなくて石を投げた事で観客が興奮したのだろうし。
NOSVIS)市原さん、印象に残っているシーンはありますか?
市原さん)ヤヤンさんとのアクションシーンは、本当に楽しかったですね!ヤヤンさんのアクショントレーニング、動きの確認、そのすべてで獲物を狩るような目で僕を見てくるのでドキドキしました。
また三池監督の現場は本当に全てが生ものなので、撮影の中でどんどん先が変化して行きますので、そんな先の見えないドキドキ感が常にある、楽しませてくれる現場でした。
なにか子供の頃に親から危ない場所に行くなと注意されながらも、その場所を覗いてしまう様な、子供の頃の感覚を思い出させてくれる現場でした(笑)
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