出雲大社に煎茶を献納している由緒正しいお茶屋 原寿園がおくる生姜、柚子、塩、味の金平糖

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老舗お茶屋の風味豊かな金平糖 

なぜ原さんは金平糖を作り始めようと思ったのですか?——

 

最近、お茶屋自身がロールケーキだとか、シュークリームだとか、お茶を使用したお菓子を作っていますよね。

でも、僕らは、お茶屋なんです。

現状お茶屋さんがやっていることって、それをやったからといってロールケーキや洋菓子が売れるかもしれないけど、お茶を飲んでくれるかっていうと、そうではなくて、ただ単に、お茶が売れないから、お茶を原料にしたものを作って、という流れだと思うんですよ。それだと業界的にまずいな、と思って。この先お茶屋さんが必要なくなってくるかもしれないなって思って。

 

私は母が京都の織屋で、帯業界が縮小していく姿も見ていて、今のままでは、お茶屋さんもそうなりかねないと思ってしまったんです。

昔は家で当たり前にお茶を煎れて飲んでいたのに、最近は珈琲、紅茶、ペットボトルのお茶を飲み始めて、お茶を家で煎れて飲む機会が減っているんです。

でも商品名の「日本茶」、「日本」って最初に付いている商品ってあんまりないでしょ。だから、“どうやってもう一遍、日本茶を飲んでもらうか”っていうことをやらなくちゃいけないって思ったんですよね。

 

とはいっても、お茶だけを買ってくれっていっても、どうしようもないんだ、って思って。茶の間というか、お茶の時間を提案していかないと、お茶の時間に、緑茶だったり、抹茶だったりっていう選択肢がなくなってしまうので、お茶受けを考えていかなければいけないということで、最初は色んなことを考えました。

 

まず、ぜんざいをやって。それは島根が「ぜんざい」発祥の地だったということもあるんですけどね。そのあと“茶の間”を考えたときに、茶道で、昔から野点の茶会っていう外でやる茶会のときに、振出しに入れて持って行った金平糖を思いついて、金平糖いいなって思ったんです。

でも、なんせどこで作っているかすら、わからないというところからで。いろんな人に話を聞いてみたら日本で数社しか金平糖の釜を持っていないっていう話でね。結局、紹介を経て、大阪糖菓さんにお願いすることにしたんです。

 

 

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