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『her/世界でひとつの彼女』

主演男優 ホアキン・フェニックス オフィシャルインタビュー《NOSVIS独占公開》

 

 

——この映画には、「新たなテクノロジーがもたらした問題点」と「恋愛関係の探求」、どちらが重要なテーマとして描かれていると思いますか?

両方だと思うよ。それから愛というのがどれだけ主観的なものなのかということ。僕は撮影中に映像の一部を見せてもらうと、すぐにそれについて誰かと話したくなってしまったんだよね。そのくらい、自分の中の考えを刺激するような作品だと思うんだ。誰かに伝えたい、それによって繋がり合いたいと思ってしまう映画だね。

 

 

——サマンサはセオドアの人生に何をもたらしたと思いますか?

セオドアは強いて、孤立した生活をしていたんだよね。彼には自分が誰だかわからなくなっていたし、自分のアイデンティティの大半が結婚とともに終わっていた。だから冒頭の彼は、殻に閉じこもっている。破局が彼から多くを奪っていったんだよね。人間関係は、彼にとってとても大切なものだった。それが消滅した時、彼はもう世界と繋がっていないと感じてしまうんだ。自分の友人たちとも繋がりをもてないで、孤立感を強めていく。
その一方で、サマンサは、世界のことや、感情や経験について学びたい、という彼女自身の願望や欲求をもっている。そして、二人が出逢ったとき、世界に対するセオドアの情熱にサマンサが再び火をつけるんだ。実は、彼は好奇心旺盛で、楽しくて、刺激的で、愛情に溢れた人間だったんだよね。映画の台詞にも「セオドアが恋しいわ。ふさぎ込んだ哀れなセオドアじゃなくて、楽しいセオドア…」ってあるように、サマンサは、そんな彼自身をセオドア自身が見つけられるように手助けをするんだ。

 

 

——音楽もとても好評ですが、オリジナルサウンドトラックをプロデュースしたアーケイド・ファイアはいかがでしたか?

僕はアーケイド・ファイアのファンなんだ。彼らを数年前にビッグサーで見たことがあるんだけど、僕が観た中で最高に素晴らしいショーの一つだったよ!実は最近その映画を観て、音楽についてコメントしたんだ。「パートごとに輝き、見事にまとめてあって、わかりやすい」ってね!まさに完ぺきだと思ったよ。

 

——仲の良い友人役のエイミー・アダムスとは『ザ・マスター』以来、2度目の共演ですが、いかがでしたか?

あまりに知り過ぎている人だと、重荷に感じることがあって難しくなるんだけれど、良かったのは、僕とエイミーが互いに威圧感なく快適な距離を保てたことだと思うんだよね。でもちゃんと、エイミーが演じたエイミーと僕が演じたセオドアの関係は発展させられたと思うよ。

 

 

——ホアキンさんは『ウォーク・ザ・ライン/君に続く道』、『ザ・マスター』、そして今作と、素晴らしい作品に出演され続けていますが、それぞれの作品によってアプローチの方法は違いますか?

俳優はみんな、それぞれの映画によって違ったアプローチの仕方をしていると思うんだ。でも、僕らより、監督のほうが難しいんじゃないのかな。それぞれの俳優がそれぞれ違うアプローチの仕方をするのに、それをまとめあげていかなくてはいけないわけだからね。とりわけ、僕はわがままな俳優だから、共演者のことはあまり気にしないんだ(笑)。ただ、僕はそれぞれの映画とそのキャラクターを見出すために、何が自分にとって最適な方法なのかを常に考えるという作業をしているよ。

 

 

——スパイク・ジョーンズ監督についてひとことお願いします。

スパイクとの仕事が大好きだ!!この映画は彼が書いた脚本だからこそ、キャラクターや世界観に素晴らしい洞察力を得られたと思うんだ。彼が創作したユニークな世界なんだよ。とても協力的な監督だし、皆の意見を好んで取り込む。思いやりのある、思慮深い監督だよ!

 

 

——映画賞での批評をどのように感じていますか?

スパイクのために僕たちはワクワクしていたんだ。彼が脚本を書き、製作し、監督し、大きな努力を込めた作品だからね!僕たちは間近で、彼の頑張りを見ていた。本当にそうだった。彼は疲れを知らない監督で、本当に粘り強く、自分に必要なものを得るまで突き進む。だから僕たち以外の人たちがこれほど名誉ある方法で彼を称えてくれるのを目の当たりにできて本当に嬉しかったよ!!

 

 

 

ホアキン・フェニックス JOAQUIN PHOENIX

1974年プエルトリコ生まれ。両親が宗教団体の活動家だったため各地を転々とする。兄リバー・フェニックスの影響を受け演技の世界へ。86年『スペースキャンプ』で映画デビュー。子役として活躍するが、その後活動を休止。93年の兄の死を経て、96年『誘う女』で復帰。2000年の『グラディエーター』で初めてアカデミー賞®助演男優賞にノミネートされ再び注目を集める。以降はM・ナイト・シャマラン監督の『サイン』(02)、『ヴィレッジ』(04)など話題作に次々と出演。カントリーミュージック界のレジェンド、ジョニー・キャッシュを演じた『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(06)ではアカデミー賞®主演男優賞にノミネート、ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞。その他の出演作にアカデミー賞®主演男優賞にノミネートされた『ザ・マスター』(13)など。

 

 

 

 http://her.asmik-ace.co.jp

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