興行収入90億円! インド映画歴代No.1の興行収入を記録の話題作『チェイス!』!!

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ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督インタビュー

 

今回が初来日だというヴィジャイ監督。 取材前日の夜に訪れた居酒屋さんで八海山と梅酒を味わい日本の食文化に惚れ込んだそうだ。

 

——先行上映会が行われましたが、日本でのお客さんの反応はいかがでしたか?

 

インドでは、自分が映画の中に出てくる人のような感覚で映画館にくるので、手をたたいたり笑ったりと、とてもにぎやかに見るのですが、日本の人たちは礼儀正しいですよね! でも、映画が長くなってしまっているので、日本版は少しカットしてあるんですが、「全部見たかった」っていってくださる方たちがいたとスタッフから聞きました。とても楽しんでもらえたんじゃないかと思っているし、そうであって欲しいと願っています。

 

 

——監督は、ジャンルにとらわれずに作品を撮られている印象がありますが、ジャンルに対するこだわりはありますか?

 

ホラーは苦手ですが、映画すべてが好きなんです。 お客さんを退屈させるような映画は撮りたくないといので、エンターテインメント性の強い作品を作りたいですし、感情に訴えられるようなドラマも撮りたいと思っています。 芸術映画もとても好きで私自身もよく観ているんです。黒澤明監督の作品は、日本語がわからなくても見ていると目が離せなくなるくらい注意をひくものがあるんですよね。「羅生門」のように映画の中に思想や哲学を盛り込んで、見ている人たちに問いかけるような映画がいいと思っています。黒澤監督だけでなく、タルコフスキーの映画も人々の心を掴んで離さない魅力がありますよね! 映画をつくるということは、作り手にとっては自分の一部を表現するということでもあると思うので、監督がエンターテインメント性をどのような方法で求めるかが、重要だと思います。

 

 

 

——監督業の面白い点は?

 

思い描いていた世界を描けるという点が監督業に惹かれた点ですし、人間がとても好きで興味があるので、そこがとても好きです。 そもそも私は映画を撮るということ以外できないんです(笑)。元々大学でお芝居から始めたので演技スタートなんですが、演技を学ぶなかで、自分がどのように世界を見たいか、世界を見ているかということに気がつくことができました。 監督業って良い意味で権力を持っているんですよね。映画を撮る中では監督が全てをコントロールすることができますし、私の場合は、脚本も書くので作者でありたいと思っています。

 

 

 

——本作は、子どものころの出来事がきっかけになっていますが、監督ご自身子どもの頃に体験した出来事で今でも大きな影響を受けていることはありますか?

 

映画のようなドラマチックな経験はないんですが、大切な人を喪失した体験はあります。メインキャラクターのサーヒルも、子役を使うことによって、大人になって泥棒になってしまった彼も子どもの頃は、純粋でピュアだったのに、そんな人が心の中で何か思いついて復讐をするような人に変わってしまうということを表現できると思ったんです。

 

 

——インド映画では、ダンスと歌が欠かせないイメージがありますが、生活にも根付いていますか?

 

ははは(笑)。歌と踊りはお祭りのようにやっているんですよね。お葬式は例外なんですが、結婚式や誰かが生まれたときはお祝いとしてやっています。インドの昔の劇をやるときには、歌と踊りが必須なので、インド人のDNAにしみついているんだと思います。 ダンスと歌があるから、インド映画がインド映画らしくなるんだと思うんです。他の外国にはない入れ方だろうなと思います。インドの結婚式では、一見度が過ぎているくらい、映画のようにみんなが歌って踊るんですよ。 私自身のことでいうと、ものすごく酔っぱらったとき以外は、日常生活で踊ることはないですけどね。でも見るのは好きなですよ!よかったらインドの結婚式をみてもらいたいですね。

 

 

——日本のみなさんにメッセージをお願いします。

 

できる限り沢山の方たちに何度も観てもらいたいと思っています。私はこの映画に愛情を込めていますし、みなさんと是非分かち合いたいと思っています。日本の映画ともハリウッドの映画ともひと味違う何かがあると思います。 日本は本当に素晴らしい国なので、清潔さやマナーなど日本で見たところをインドに持ち帰りたいと思っています。それから、昨日居酒屋さんで体験した八海山と梅酒がとても美味しくて素晴らしいので持ち帰りたいと思っています。

 

 

——インドにいったらここに行って欲しいというオススメの場所はありますか?

 

インドも歴史の長い国なので、デリーの街にいったら、アグラにはタージマハル。南インドにはヒンドゥー教の仏塔がたくさんあるので、そこも見て回られたらいいと思います。ムンバイに来てくれたら、私がご案内しますよ(笑)。

 

 

 

ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ

監督業のほか、脚本家、作詞家としても活躍。 助監督の経験の後、2004年『チェイス!』の1作目となる『Dhoom』にて脚本家デビュー。『Dhoom:2』(06)でも脚本を担当し、一躍人気脚本家となる。 08年には、アクシェイ・クマール、カリーナ・カプールというスターをそろえたアクションフィルム『Tashan』を監督。本作は監督2作目にあたり、脚本、劇中歌の作詞も担当している。

 

 

『チェイス!』 

監督・脚本:ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ

出演:アーミル・カーン 『きっと、うまくいく』、カトリーナ・カイフ、アビシェーク・バッチャン

提供:日活 

配給:日活/東宝東和 

原題DHOOM:3/2013/インド/151分(インターナショナル版)/シネスコ/ドルビーデジタル

公式HP:http://chase-movie.jp/

12月5日(金)TOHOシネマズみゆき座他全国ロードショー

 

 

 

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