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映画『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』 松尾スズキ監督×いがらしみきお先生 インタビュー

「一銭も使わないで生きていくためにここに来たんです!」

「なにも買わない なにも売らない ただ 生きていく」

 

現金に触るだけで失神してしまう、前代未聞の深刻な“お金恐怖症”になってしまった元銀行マンが、一円も使わずに生きていくために、過疎化が進む小さな寒村“かむろば村”へやってきた!!

 

お金とは一体なんなのか? 松尾スズキ監督 いがらしみきお先生が語った!

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NOSVIS)松尾スズキという人間を形成する上でのレシピを教えてください。

 

松尾監督)やっぱり笑いと暴力

この二つは、僕の作品に常に出てきますね。僕の育ってきた場所は、人が乱暴な町だったし僕なんか体が弱かったので、笑いで逃げてるところがあったかな。奇矯な行動をしてこいつは関わらない方がいいだろう、こいつのこといじめたら面倒くさくなるだろうという空気は出してましたね。

だから子供時代から笑いというものに興味があって、筒井康隆先生の小説とか赤塚不二夫先生の漫画とか山上たつひこ先生もいがらしさんの作品も読んでました。色々なものに影響をうけましたが、とくに笑いというものは自分の中で重要なポイントですね。

 

松尾監督記事内画像2

 

NOSVIS)漫画は、昔からお好きだったのですね。

 

松尾監督)そうですね。漫画家にもなりたいなとずっと思ってましたよ。

東京に来て2年ぐらい漫画賞に出したり持ち込みをしたりしてましたけど、その内に筆圧が強かったから腱鞘炎になってしまって。

 

NOSVIS)お二人にとってお金とはなんですか?

 

松尾監督)お金はやっぱりないと困る物とは思います。まあ人を幸せにする1つのツールではあると思いますけど、お金をいくら持っていたってその人が幸せに見えるかどうかは別の話しだと思いますしね。

お金は、不幸せにもしますからね。

最近は税金なんかは、莫大に取られてますよ!節税がうまくできてないから(笑)

 

いがらし先生)私が思うに人間世界の悩み事や苦労は90%くらいお金だと思います。

だからお金さえあれば解決することだと思ってます。90%くらいの苦労をしなくていいのは、確かにお金を持っているお金持ちだと思います。

ただ残りの10%は、だれも逃れることのできない苦労で、例えば死んでしまう、病気になる、だれも愛してくれない そういうものは、お金で何とかなる物でもないしそれは生き物として当然の苦労だと思いますね。

お金があれば、無駄な苦労はしなくてもいいと思う。

例えは私の親が認知症になったとして、現状認知症はお金でなんとかできる物ではないけれども、お金があればいい施設に入り、いきとどいた良いケアを受けさせてあげることはできると思う。もちろんそのことで問題が解決したわけではないけれども、介護する側の気持ちは、少し満足できると思う。

もちろんこの考え自体が誤解かもしれないけれども、苦労、苦痛って相対性的な物だと思うからお金があれば少しはしなくてもよい苦労をしなくてすむと思います。

 

NOSVIS)いがらし先生は漫画家になってよかったですか?

 

いがらし先生)もう、そりゃあ絶対良かったですよ!

今だって面白い物が描けたりすると例えば帰りのタクシーの中でも、なんとも幸せなんですよ。本当に子供の頃のようにうきうきしてしまって、あまりにも嬉し過ぎてふだんタクシーの中で、運転手さんと話しをする事はないのですが、運転手さん『最近景気はどう?』などと聞いてしまい、運転手さんに『良いわけないじゃないですか。私の友達なんか最近廃業しましたよ。』って言われあー聞くんじゃなかった、、さっきまでのあんなに幸せだった気持ちがぱっと無くなってしまうなんてことがありました(笑)幸せに浮かれ狂ってそんな事を聞いてしまったからですね!

今でも漫画家になってよかった そう思います。

 

 

poster2

[物語]

現金に触るだけで失神してしまう、前代未聞の深刻な“お金恐怖症”になってしまった元銀行マン・タケ(松田龍平)は、一円も使わずに生きていくために、過疎化が進む小さな寒村“かむろば村”へやってきた。お金を使わない生活を闇雲に実行しようとするタケを、奇妙な生き物を見るように眺める村人たちは濃い顔ぶればかり。異常に世話焼きな村長・与三郎(阿部サダヲ)、与三郎の美人妻・亜希子(松たか子)、高齢化率40%の村では希少だけどどこかアヤシイ女子高生・青葉(二階堂ふみ)、自他ともに認める村の“神様”で、写真が趣味のなかぬっさん(西田敏行)。彼らに助けられながら、危なっかしいながらも奇蹟的に一円も使わない生活を続け、村に慣れ始めた頃、見るからに怪しい風体の男・多治見(松尾スズキ)が現れる。与三郎に露骨な嫌がらせをしかける多治見だが、実は与三郎には不穏な過去があるようで・・・!? 一方で、迫りくる村長選挙を巡る陰謀が発覚し、タケの生活は思わぬ方向へ向かいだす・・・!

 

監督・脚本・出演/松尾スズキ  原作/いがらしみきお「かむろば村へ」(小学館 ビッグコミックス スペシャル刊) 出演/松田龍平、阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、片桐はいり、中村優子、村杉蝉之介、伊勢志摩、オクイシュージ、モロ師岡、荒川良々、 皆川猿時、西田敏行 特別協力/福島県柳津町 特別協賛/福島民報社  配給/キノフィルムズ (C)2015 いがらしみきお・小学館/『ジヌよさらば~かむろば村へ~』製作委員会 http://www.jinuyo-saraba.com/

 

 

 

 

 

 

また日本総合悲劇協会シリーズ 『ドライブイン カリフォルニア(1996年&2004年)』 『ふくすけ(1998年)』『業音(2002年)』 前作より11年の時を経て待望の第5弾!!『不倫探偵  〜最期の過ち〜』が、東京・大阪と上演される!

不倫探偵〜最後の過ち〜先方素材

 

日本総合悲劇協会vol.5「不倫探偵〜最期の過ち〜」

 「あらすじ」

欲望の街ネイキッドシティ、寂れた雑居ビルの一室。 不倫探偵、罪十郎(松尾スズキ)のもとへ人妻、麻里が訪ねてくる。 夫、孝太郎の浮気調査依頼だった。 だが、罪十郎と人妻はその日のうちに不倫関係に堕ちてしまう。 翌朝、罪十郎の事務所に女刑事・赤星乱(片桐はいり)が訪ねてくる。 隣の空き室で殺人事件が起きたという。駆けつけてみるとそこには麻里の夫、 孝太郎の惨殺死体が、、、 現場のトイレには“謎のホテトル嬢”キャンディ(二階堂ふみ)が拳銃を手に立っていた。 事件の解明が進むにつれ、浮かび上がる登場人物たちの忌まわしい過去。 愛憎うずまく壮絶なドラマの結末は……

 

[作・演出]

天久聖一 松尾スズキ

 

[出]

松尾スズキ、片桐はいり、二階堂ふみ、伊勢志摩、皆川猿時、村杉蝉之介、近藤公園、平岩紙

 

 

<東京公演> ■公演日程:2015年5月29日(金)〜6月28日(日)

■会場:下北沢 本多劇場 (東京都世田谷区北沢2-10-15)

●チケット料金:6,800円(全席指定・税込)、ヤング券3800円(22歳以下/チケットぴあのみ取り扱い)

●チケット発売中

●お問い合わせ:大人計画 03-3327-4312 (平日11:00〜19:00)

●サイトURL:http://otonakeikaku.jp

 

<大阪公演>  ■ 公演日程:2015年7月1日(水)〜7月5日(日)

■ 会場:サンケイホールブリーゼ(大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー7F)

●チケット料金:S席¥6900 A席¥6000 ブリーゼシート¥5500 ヤング券¥3800 (22歳以下/チケットぴあのみ取扱) ※ブリーゼシートの販売はブリーゼチケットセンターのみ取扱い

●チケット発売:4月5日(日)10:00 〜

●主催:サンライズプロモーション大阪/サンライズプロモーション東京 協力:サンケイホールブリーゼ

●お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570−200−888 (10:00〜18:00)

 

 

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