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roidworksgallery  木原千春『Vitalism2』 

 

画家、木原千春 

彼女が「Vitalism2」で描いたのは、日本人にとって柱にもなっている干支だった。

色、形、空間の持つ意味とは……。

彼女の繊細な彼女の手で描かれるダイナミックなラインが描き出す、十三支のいる空間で

木原千春に話を聞いた。

 

 

——今回干支を選ばれたのは、どのような理由からですか?

 

私たちの暮らす、ここ「湯島」という土地には、湯島天満宮もあり、干支の文化が根付いているんです。それに、私自身、普段から動物も描いているし、見てくださる方たちも、みんなが気持ちの中に持っているものなので、今回のテーマを干支にしようと思ったんです。 

 

 

——今回は、猫もいますよね。

 

干支で猫にまつわる話、ご存知ですか?「元日の朝、新年の挨拶に出かけて来い。一番早く来た者から十二番目の者までは、順にそれぞれ一年の間、動物の大将にしてやろう」って神様が動物たちに御触れを出したとき、猫が日にちを忘れてしまって、鼠に、「神様のところに行く日って、いつだっけ?」って聞いたら、鼠がわざと一日遅れの日を猫に教えたというエピソードがあったんですよね。それで、物語に猫が出てくるのだったら、今回の展示では、入り口に小さな猫が出迎えてくれた方がいいかな、と思って、猫も描きました。

 

 

——十三支なんですね!

 

そうです。 

 

 

——今回の干支シリーズでテーマとなった色はありますか?

 

それはないですね。各々のモチーフによって、兎、戌、午…とそれぞれのイメージを大切にして、色や形、線を選んでいるので、シリーズとしてのテーマという色はないですね。

 

 

 

——どの干支から描き始めたんですか?

 

丑ですね。自分の好きなものから描いていったら、難しい子だけ残るのも困るし、感情移入しすぎるのも困るので、順番は干支の表をみながら最初に決めて描いていきました。本当は辰が最初だったんですが、辰だけ架空の生き物なので、後回しにしてしまったんです。 

 

 

——鼠がビビットな感じがしますね。

 

鼠は、実際小さくて、他の動物のように大きく描いてもつまらないし、鼠っぽくないと思って、鼠は鼠らしく小さくして、背景も鼠をイメージして描いてみました。

 

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