ただひたすらに娘を愛し そして娘の夢を叶えたいその一心が 魔のサイクルへと誘った。

これは悲劇なのか? 愛の物語なのか? 
あまりに衝撃的なラストシーンへと向かう 恐ろしくも果無い愛のストーリー!!
 
今注目の監督カルロス・ベルムトの世界観に迫る!
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白血病で余命わずかな12歳の少女アリシアは、日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファン。

彼女の願いはコスチュームを着て踊ること。

娘の願いをかなえるため、失業中の父ルイスは、高額なコスチュームを手に入れることを決意する。この彼の行為が、心に闇を抱える女性バルバラと、訳ありの元教師ダミアンを巻き込んでいく。出会うはずのなかった彼らの運命は予想もしない悲劇的な結末へ…。

「魔法少女ユキコ」のコスチュームをきっかけに、何気なく出会い、人生が予期せぬ方向へと大きく動き出す登場人物たち。かけ違ったボタンのように狂い出した運命の歯車は、誰にも止められない。少女たちのマジカルな瞳に魅入られた男たちは、愛のために罪を犯し、無垢な心を持った女たちは、愛のために残酷な裁きを下す。愛と欲望、善意と悪意、理性と衝動、悦びと苦しみ―悲劇のパズルのピースが埋まっていくように、観る者を闇の世界へと誘ってくれる。

 

 監督と脚本を務めるのは、本作が劇場デビューとなるスペインの新星カルロス・ベルムト。

イラストレーター、漫画家としてキャリアをスタートさせ映画の世界へ。自主製作で完成させたデビュー作“Diamond Flash”は、スペイン国内でオンライン配給され、2週間にわたって最も多く視聴された映画となるだけでなく、批評家からも絶賛され、映画雑誌“Caiman”が選ぶ2012年のスペイン映画第1位を獲得し、一気に注目を集める存在となる。

そして、本作『マジカル・ガール』は、2014年サン・セバスチャン国際映画祭のコンペティション部門に出品された。公式上映されるや、そのブラックユーモアに包まれた独創的なストーリー、全く先読みできない巧みな構成、スタイリッシュな映像、そして想像を絶するラストに、観客は唸り、批評家たちは舌を巻いた。映画祭を『マジカル・ガール』一色に染め、見事グランプリと監督賞をダブル受賞する快挙を成し遂げた。同映画祭において、グランプリと監督賞を同時に受賞したのは1997年のクロード・シャブロル監督の『最後の賭け』以来17年ぶりの出来事であった。

また、巨匠ペドロ・アルモドバル監督は、「宝石のような映画『マジカル・ガール』。私はこの映画を猛烈に愛する」と大絶賛を贈った。

  

 

カルロス・ベルムト監督インタビュー

 

NOSVIS 初めて日本に来られた際の日本の印象を教えてください。

 

ベルムト監督 日本に来たのは今回で10回目です。最初に来たのは2008年18才の時でした。

当時はなにも考えず日本に行きたい一心で、チケットを買い、日本に飛んで行きました。

日本に着いて最初に向かったのは、浅草。あまりの色の多さに、これは夢なのか?現実なのか?と頭が混乱してしまい、まるで映画の中のセットにいるような感覚でした!

それから少しずつ習慣、文化をリサーチし学ぶようになっていきました。

 

NOSVIS 日本に興味を持ったきっかけを教えてください。

 

ベルムト監督 きっかけはやはり、アニメ、漫画です。

私達の年代は、スペインでも日本のアニメ、漫画カルチャーのブームがあった世代なので、周りの皆も日本に興味を持っていました。

しかし特別私が日本について詳しかったと言う事はなく、周りの皆と同じ程度の知識しかありませんでした。

ただ途中からもっと日本について知りたくなり、色々な漫画を読んだりしました。その中で日本のミステリーというジャンルは本当に奥の深い謎があり、その謎に引き込まれていきました。

 

『マジカル・ガール』2

 

NOSVIS 『マジカル・ガール』を製作の過程でも日本を意識して書かれたと伺いましたが、そうなのですか?

 

ベルムト監督 最初にこの原案を考えた際は、特に日本を意識していませんでした。始めはとにかく脅迫の連鎖を描きたいと考えていました。

ただ自分が日本の文化に触れていたこともあり、18才で感じた日本の感覚、そしてアニメから感じた日本独自のテンポを意識するようになり、日本のアニメのようにリアルなものとして感じてもらいたいと考えるようになりました。

 

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