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気持ちが伝わる人になりたい 

 

連続テレビ小説『あまちゃん』では、GMTのリーダーとしてもお馴染みの入間しおり役、松岡茉優。

2012年には『ポテチ』『桐島、部活やめるってよ』『悪の教典』、2013年には『絶叫学級』『はじまりのみち』『鈴木先生』など、数多くの作品に出演。彼女は常に、作品のどこかに重要な色を残し、入間しおり、沙奈、白井さとみ…それぞれとして、私たちの心や記憶に点を置いて行く。瞬時に、女優としての名前を記憶に残させるような、ある意味での器用さはないけれど、「松岡茉優」は確実に、皆の記憶に、そして、心に刻まれていくだろう。

まばゆいほどの透明感と、芯のある強さ、そして、知性と、ときにユーモア溢れる彼女の魅力に迫る。

 

 

——初の朝ドラ出演でしたが、『あまちゃん』に出演されてみて、いかがでしたか?

 

しおりちゃんを通じて、テレビのお茶の間にお邪魔したといいますか、みなさんとお会いできたことが嬉しいです。

 

 

——しおりちゃんを見ていると、回を重ねるごとに引込まれていく魅力がありますね。

 

えー嬉しい。『あまちゃん』が始まってから、出演者の方が、「大吉さーん」とか、「きゃんちゃん」って街で声をかけられるみたいなんですね。私もずっと待っているんですけど、一回も声をかけられたことがなくて、しおりちゃんの浸透率あんまり良くなかったのかな、って思ってちょっと落ち込んでいます。

 

 

——そんなことはないと思いますよ。ただ、『桐島、部活やめるってよ』や『ポテチ』など、他の映画も見せて頂いたのですが、松岡さんは本当によく役にはまっていて、その分、街で声をかけられるようなことは少ないのかな、という感じがしますね。皆さんにどのような女優さんだと思われたいですか?

 

見て下さる方に届けたくて、作品を作っているので、これは私の身には起こらないな、とか、ここまではならないな、というドラマティックな展開の中でも、もしかしたら、あるかもしれない、って思ってもらえたらなって思っているんです。

例えば、とびきり可愛い子が、かっこいい男の子と出逢って…というと、手が伸ばせない部分もあるとは思うんですが、私みたいなタイプの子が素敵な男の子と出逢っていく…というのだと、もしかして、私にも起こるのかも!って思って頂けるのかな、と思っていて。なので、みなさんに気持ちが伝わる人になりたいなって思っています。

 

 

——『桐島、部活やめるってよ』の沙奈ちゃんも、『あまちゃん』のしおりちゃんも、周りを見すぎるがために、からまわりをしてしまっているような役に感じたのですが、それぞれ、どのような女の子だと思って演じられましたか?

 

ふたりは、体温が全然違うなって思っていて。確かに、ふたりとも、からわまりをしているんです。ただ、ふたりの大きな違いは、自分のためのからまわりなのか、人のためのからまわりなのか、という点なんです。沙奈ちゃんは保身なんですよね。自分を守りたいから、学園の一番の美少女である梨紗の機嫌取りをするし。でも、それは、梨紗のためではなくて、自分のためなんですよね。でも、しおりちゃんの場合は、自分のためではなくて、アキちゃんのために声をかけてあげられる子なんですよ。そこが大きな違いだと思います。良く人のことを見ているという点においては、共通している役ですよね。

 

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