その子の気になることが、気になってきちゃうんです。
——普段の松岡さんと、女優としての松岡さんとは違いがありますか?
役と、私の差はあるんですが、お仕事を本名でやらせて頂いているので、そこにはあまり差がないですね。やっぱり、偉い方や、尊敬している先輩に会ったら、かしこまったり、緊張をしたりしますけど、お芝居をするときだけ、気持ちが変わるだけで、普段は、友達といるときとあまり変わらずやっている方だと思っています。
ただ、好かれたくて女優になった、という思いもあって、嫌われるような役は嫌だな、と思っていた時期もあったんです。でも、ちょうど沙奈ちゃんをやった頃から、私は私で変わりはないので、あまり気にしないようになりましたね。
沙奈ちゃんも荒っぽいですが、今『斉藤さん2』でやっている冴ちゃんって、言葉遣いも悪くて、気性が激しい子なので、私生活でも母と口喧嘩をする回数が圧倒的に増えるんですよ。『絶叫学級』のときは、母ともすごく仲良くて、一緒に映画を観にいったり、出かけたりしたのに、冴ちゃんの起伏が激しいときには喧嘩をしてしまったり、逆に、7話以降、冴ちゃんが変わっていくのですが、7話を撮り終わった直後から、また母と仲良くなれて、一緒にプールに行っちゃったりとか。私的には変わっていないつもりでも、喧嘩するということは、変わっているのだと思うので、私の周りにいる人たちには迷惑をかけていますね。
——その時期は、その役になりきっているんですね。
なんでしょうね。イライラしている役って、なんだか、どうしてもイライラしてくるんですよね。その子の気になることが、気になってきちゃうんです。普段はそんなに気にならないのに、電車で学生がすごく大きな声で話しているのを見ると、本当にうるさいなと思うし、ささいなことで、ピリピリしちゃうときはありますね。友達とは、その時期会いたくなかったら、会わなくてもいいんですけど、家族は一緒に暮らしているので、毎日顔を合わせるし、会わないといけないから申し訳ないなって思っています。
——友達から呼ばれているあだ名はありますか?
マユですね。私は、あだ名をつけてもらったことがあまりないんですが、「鈴木先生」というドラマや映画を撮影しているときに、私が一番年長だったので、「ママ」って呼ばれていたんです。なんだかお母さんっぽかったみたいなんですよ。なので、その子たちからは、今でもママって呼ばれていますね。嬉しいんだか、なんなんだか分からないんですけど。
——お姉さん気質なんですね。
甘ったれなんですけどね。長女なんですよ。従兄弟の中でも一番上なので、そうなんですかね。おせっかいなのかもしれないですね。
——どんな人になりたい、という理想像はありますか?
たくさんあります。「この方のこの作品がすごくよかった」とか、「この方のインタビュー、すごく素敵だな」とか、俳優さんとしてなりたい方はたくさんいるんですよ。ただ、一人の人間としては、いつか結婚をして、子どもを三人産みたいんです。子育てをしながら、仕事を続けていきたいな、って思っているので、家庭を持ちたいですね。いつか出逢えたら。
——素敵な家庭で育ったんですね。
そうですか!?ありがとうございます。
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