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私は飢えているんだって思ったんですよね。

 

——今後、挑戦されてみたい役はありますか?

 

やったことがない役はたくさんあるし、いろんな役をやりたいですね。やれるうちは学生役をやりたいです。毎回現場に入るときは怖いんですけどね。自分の中でも、いろいろ考え込んで、詰めていくんですが、一番は現場でキャストの方や、監督と関わっていく上で、どんどん固まっていく気がするんですよね。

 

そういえば、最近言われて一番響いたのが、「松岡さんって飢えているよね」って言葉だったんですよ。すごくびっくりするくらいしっくりきて。しっくりくる言葉って、一回跳ね返したくなるじゃないですか。「いえ、飢えていませんよ」ってなりかけたんですけど、「すごくわかる」と思って。思い返すと、飢えている子の役が多かったし。そういう役が来るっていうことは、私は飢えているんだって思ったんですよね。何に飢えているか、それぞれ飢えているものは違うんですけど。

 

 

——演技には飢えていますか?

 

飢えていますね。ずっと飢えていますね。経験不足や、基礎不足だったり、私の中の不足な部分がたくさんあるからなんでしょうけど、会心の一撃!みたいなものってやっぱりなかなか出ないので、お疲れさまでしたって終わって、帰り道に、いやーこれはーって考えて、ねじこまって、グルグルになってしまって。お芝居に関しては、すごく飢えていますね。

 

 

——グルグルになってしまったときは、どのようにしてほぐすのですか?

 

ノートを作っていまして、切羽詰まり度レベル4くらいになると、ノートに書き出すんですよ。小学生からやっているノートで、今三冊目なんですけど、そのノートに書き込むんです。いつも持ち歩いているノートもあって、それは万が一人に読まれてもいいノートなんですけど、家にあるノートは、本当に誰にも見せられないことがたくさん書いてあるんです。

他にも、映画の感想のノートだったり、気持ちのノートだったり、絵を描くノートだったり、種類もいろいろあって。書いて消化しているんだと思います。

 

 

——一度書き出して、ご自身の現状を見てから進めていくんですね。

 

忘れちゃうこともあります。ゴミ箱と同じで、大きいものをドサンって捨てたときはすぐにわかりますけど、ちっちゃいグルグルを溜めているときは、気付かなくて。そういうときは、何か最近体が重いな、とか、うまくいかないなって思うんですよね。気付かないときが一番厄介なんですよね。風邪と同じなんです。風邪って気付かないうちに進行すると、ひどくひいてしまって、人に治してもらわないと治らないじゃないですか、なので、そうならないように自分で栄養ドリンク飲み続けるしかないんですけどね。

 

 

——これから、長いこと演技をされていく中で、今と、間と、もっと先と、3つに分けたときに、目標にされている俳優さんはいらっしゃいますか?

 

たくさんいます。みなさん、ご自身の一番活きる場所がすごくわかっていて、俯瞰で自分を見ているからこそ、できるお芝居があって、私が今後この世界で生きて行けるのであれば、俯瞰してやっていくことが大切だなって思っています。

ちょっと抜け道の答えになってしまうんですが、私が俳優を目指したのが、高校1年生のときなんですよ。高校1年生のときから、目標を決めたんです。ゴールではなくて、いろんな段階での目標をたてたんですが、その中で、「八嶋智人さんの女版になりたい」って言ったんです。そうしたら、どこから聞いたのか、八嶋さんがツイッターでそれを拾ってくれて。感動しましたね。あの安定感、八嶋さんが出ているから、面白いものになっているんだろうな、っていう安心感ですね。求められる俳優さんだと思うので、八嶋さんのようになりたいなって思ったんです。 

 

 

——実際に八嶋智人さんとは、お会いしたことはありますか?

 

2回すれ違ったことはあるんですよー。

でも、まだ舞台の上の人と、お客という関係性です。

 

 

 

 

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