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『あまちゃん』に私のアドリブ入った!!って思って。すごく幸せな瞬間でした。

 

——役作りをする中で、ご自身を役の色に変えていく作業は、自然にできますか?

 

「私はこういう道に行きます」っていう、道をしっかり持っている俳優さんが多いと思うんですけど、私には、生きて行く上で、絶対にここだけは外せないという点はありますが、お芝居をやる上では、まだまだ未熟な道なので、「これはこうだよ」って標識がでてくると、その通りに行こうとするんですよ。監督さんや、脚本家さん、共演者の方や、プロデューサーさんたちとお話をしていて、横断歩道がでてきたら、ちゃんと渡らなきゃなって思ったり、右折禁止だったら、真直ぐ行きますって思ったり。

 

私が現場に行く頃には、世界観って半分以上できているんですよね。監督さんが温めていた原案が、いろんなひとたちのところで消化されて、皆さんがどういうところで生きているのが、なんとなく感じられるので、そこの空間に序所に染まっていくんです。役としての葛藤とか、不安とか、焦りはありますが、一人間としてだと、まだまだ危うくて、ドロドロのぬかるんだ道のようなので、しっかりコンクリートを入れてくれる人がいればそっちに行けるんです。

今後私が成長して、地盤が固まるまでは、たぶん、悩みは出て来ないんだろうなって思っています。

 

 

——アドリブは多い方ですか?

 

控えているんですけど、逃げ場なのかもしれないですね。絶対こうくるだろうっていうときに、こなかったときに、「え?」が入ってしまったりとか。『あまちゃん』だと、のりしろの部分が多いんですよ。台詞が終わってしばらくカットがかからないので、カットがかからない間は、やりたい放題で幸せでした。GMTのシーンも、「よし、ここで台詞が終わった!」と思ったら、「きゃんちゃん、さっきのちょっと違くない?もう一度踊ってみなよ」とか言ってみたり。

一個アドリブシーンが使われた部分があって、「まなちゃんが違うと思います」って私がいいつけるシーンがあったんですが、あそこ太巻さん役の古田新太さんが止まらなくて、古田さんに乗っかっていったら使われたシーンだったんです。『あまちゃん』に私のアドリブ入った!!って思って。ちょっと誇らしかったんです。すごく幸せな瞬間でした。

 

いつも『あまちゃん』は母と一緒にみているんです。お互いにひとりでは観てはいけないルールを作っていて。朝あまも、昼あまも、夜あまも、ふたりが揃う時間でないと観ていけないんですよ。で、母と一緒にみているときに「あ!ここ私だからー!私のアドリブ使われているから!」ってすごく騒いでいて、母に、「聞こえないから静かにしてって」言われたんですけど、ずっと言っていましたね。言いふらしました。

 

 

——やっぱり『鈴木先生』の共演者の方たちがいうように、ママな感じしますね。(笑)

 

うれしくなーい。全然嬉しくない。

 

 

——スナックに行ったかのような安定感ですね。

 

うれしくなーい。うれしくなーい。

 

 

——それが等身大なのかもしれないですね。

 

うれしくなーい。うれしくなーい。。。。沙奈ちゃんやっているときは、おばさんクサいって言われなかったのに。

 

 

——印象に残っている映画はありますか?

 

一番最近観た映画はやっぱり印象に残っちゃいますね。先日、『真夜中の弥次さん喜多さん』を観た後に、クラシックな映画を見ていたんですけど、午前中に観た、弥次さん喜多さんのすごくおばかなシーンを思い出してしまって、次の映画に集中できなくなってしまったんですよ。なので、やっぱり映画は1日1本だな、と思って。寝ないと消化できないですからね。

 

 

——宮藤官九郎さんの作品がお好きなんですね。

 

好きですね。弥次さん喜多さんも母と一緒に見ていたんですが、母は見ながら、どんどん眉毛が寄って行って、はぁっていう感じだったんですけど、私はすごく好きなんですよね。ああいうちょっとお下品で、でも愛があって、おかしみがあって、幸せな楽な気分になれる映画が好きなんです。肌質があっているのかなって思います。なんかいいんですよね、宮藤さんの作品。

 

 

——これからもっともっと一緒に作品を作っていけるといいですね。

 

ですね!『あまちゃん』って最高ですけど、やっぱり朝だから、宮藤さんご自身がラインを引いたところがあると思うんですよ。でも、宮藤さんのアウトゾーンが好きなので、いつか、アウトゾーンに連れていってくれることを待ち望んで、追いつこうと一生懸命自転車こいでいるところです。

 

 

——『あまちゃん』も十分グレーですけどね。

 

そうですね。朝ドラというとグレーですね。ヒロイン暴言を吐くし。笑

 

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