父親の倒産、共に立ち上げた兄の早すぎる定年退職、紆余曲折の20年目 明和電機 土佐信道インタビュー!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

20周年を迎えた明和電機!!

 

「くだらない」というのは、辞書に載っている「価値のないもの」という意味だけでなく、人に勇気を与えるチカラがある。
肩の力を抜かせ、笑わせるチカラがある。

 

明和電機は、ナンセンスで、ブラックユーモアの詰まった、最高にくだらないものを20年間も創り続けてきた。
父親の倒産、共に立ち上げた兄の早すぎる定年退職、そして、公に出ることで、賞賛の声と共にやってくる、世の中からのバッシング。
さまざまな困難を乗り越え、ついに20年目を迎えた2013年、お仏蘭西へも旅立つ。

 

明和電機の創り出す機械がどの程度、世の中の役にたっているかは分からない。

しかし、明和電機というフィルターを通して生み出された製品の数々は、
ただ、くだらない、ただ、面白い、にはない、本気の想いが感じられる。

 

バカバカしい、これは宴会芸だ。この言葉は、彼にとって最大の褒め言葉だろう。
今、再び、明和電機が来る。

 

 

——SNIFF OUT※1に出展されるきっかけを教えてください。

去年の夏に、ミラーボールマンがキラキラキラーっと工場にやってきて、さっと名刺を差し出してきたので、あ、はい、お願いします。という感じで始まりました。
彼の見た目にはちょっとジェラシーを感じましたね。

※1.2013年7月20日、21日の2日間、インテックス大阪で行なわれるアートと音楽の融合フェス。ミラーボールマン=イメージキャラクター

——SNIFF OUTは音楽とアートを融合したフェスですが、どのような活動をされる予定ですか?

アートのブースの時間でライヴパフォーマンスを行います。
僕自身、音楽とアートの両方をやっているので、そのどっちつかず感を見て頂ければなと思います。僕が高校生だった80年代は、音楽とアートを融合させるということに関して、全盛期でした。ミュージックビデオも出てきて、ミュージシャンが当時の現代美術作家と組んでプロモーションビデオを作っていることもすごく流行っていたんです。最近の方がそこが離れているような気がします。


——明和電機さんがスタートされたときに、周りからのアタリはありましたか?

アタリは結構ありました。魚のシリーズのときも、魚を殺す機械のようなショッキングなものと、「パチモク」という気が抜けるものが同居していたので、見ている方は動揺されたようですね。それから、電気屋スタイルというのが当時新しくて、そこでの注目もありました。

 

 

——そもそも、変わったものを作られるようになったきっかけを教えてください。

 

全部に共通するのは、ナンセンスマシーンという奇妙なものを作っているのですが、もともとは家の親父がエンジニアだったので、そういう中で育って、かつ芸術家になりたいという想いも一方であって、それが合体した感じですね。

 

 

 

 

[画像]パチモク 明和電機 822×1680×165mm / 10.3kg AC100V 50/60Hz 1993

 

 

 

 

 

 

 

関連記事

  • いつも帰りすがら、視線を感じ気になる店舗 やきとり 太平 とにかく安くてうまい!!(2012/09/09)

  • 移りゆく空を眺めながら、澄んだ気持ちで聴きたい歌声 阿部芙蓉美-アベフユミ インタビュー(2012/10/25)

  • 1990年代をリードした、写真家・高橋恭司「異展 ザ マッド ブルーム オブ ライフ」から見た新時代とは(2012/02/05)

  • これだけ美しく穏やかな映画を見たのは、何年ぶりだろう。 日常のリアリズム 感情のリアリズムがこの作品に閉じ込められていた。(2015/05/28)

  • 数々の話題作に出演し枠にとらわれない彼の演技は、作品の屋台骨を支える!! 俳優 落合モトキ インタビュー(2014/11/17)

  • 手塚治虫を嫉妬させた男 辰巳ヨシヒロの半生を映画化!!『TATSUMI マンガに革命を起こした男』(2014/11/13)