スパイク・ジョーンズ監督 × スタジオ・ジブリ 鈴木敏夫プロデューサー対談イベント!! 映画『her/世界でひとつの彼女』

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スパイク・ジョーンズ監督×スタジオ・ジブリ 鈴木敏夫プロデューサー トークイベント 

 

 

(記事内 S=スパイク・ジョーンズ監督 鈴=鈴木敏夫プロデューサー)

 

S: 今日は来てくださってありがとうございます。日本でこの映画をお披露目できて嬉しく思っています。僕も大好きなジブリの鈴木さんとお会いできる事をとても楽しみにしていました!

 

鈴:僕、本当はここに来ていちゃいけないんですよ!この夏に公開の『思い出のマーニー』を今作っているところなんです。でも僕はスパイクさんの大ファンで『マルコヴィッチの穴』、『かいじゅうたちのいるところ』『アダプテーション』などが大好きなので、今日ここに来ることになりました。

 

S:何日か前にゲストが鈴木さんだと聞いて、僕も大興奮でした!数分前に初めてお会いしましたが、色々と聞きたい気持ちをこの舞台まで我慢していたんです。

 

鈴:実は、『風立ちぬ』がアカデミー賞にノミネートされたので、今年の3月に僕もアカデミー賞の授賞式に行ったんですよ。そのとき僕は客席で見ているだけだったんですけど、スパイクさんは脚本賞を受賞して舞台上でスピーチされていたので、うらやましいな、と思っていました(笑)。

 

それにしても、本作の『her/世界でひとつの彼女』は素晴らしいですよね!
僕は、普通の人間がコンピューターに恋をすることができるのか、と疑いながら観始めたんですけど、恋がしっかりと成立していて、感激しながら観たんです。

スパイクさんの映画は、『I’m here』でも『かいじゅうたちのいるところ』でも、主人公が常にうだつのあがらない、決してヒーローではない人ですよね。そんな人の垣間見せる狂気は、快感があって、いつも主人公にすごく共感できます。

 

S:とても嬉しいです。
ジブリの作品にも同じことがいえると思いますが、マジカルな事であっても、それがキャラクターにとってのリアルでなければ共感できません。我々は夢想しているものを描くわけですが、我々がキャラクターと共感して描いていかなければ、リアルにはならないんですよね。それがチャレンジですし、楽しいところですよね。

 

 

  

鈴:どうしてあのような主人公を選んで描くのか、ずっと聞いてみたかったんです。

 

S:そんなキャラクターに自分自身が共感するからかもしれません。僕も人生が変化していく中で模索したり、悩んだりチャレンジをしながら生きているからだと思います。

 

鈴:主人公たちをみていると、社会から少し置き去りにされているような立場にいるような気がして、そういう人が大きな出来事に出会って、世界が変わる、というところがとても好きなんです。

 

S:同感です。ジブリの『千と千尋の神隠し』もそうだと思うんですが、千尋は日常とは全く違う世界に迷い込んで、未知の力を発揮し、チャレンジしなくてはいけない環境に置かれますよね。そのあたりも、僕の主人公たちの置かれている状況と似ているように思うのですが、いかがですか?

 

鈴:確かに。言われてみるとそうかな(笑)。 
でも、爆発のさせ方が、一種狂気がある気がして、あれも興味深いんですよね。

 

 

 

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