現代日本人が忘れつつある自然との境界線、自然崇拝を改め感じさせられる作品を見た!造形作家 佐々木誠

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佐々木誠 – sasaki makoto –

 

 

 

1964年東京生まれ。30年近く木彫を中心に、日本の風土、民族的歴史に自己の胚胎の原点を据え、信仰遺品から造形をイメージし制作を続けている佐々木誠氏にお話を伺った。

 

八百万の神を中心に制作されていますが、創られようと思ったきっかけを教えてください ——

25年前に昭和天皇が崩御された時に「大喪の礼」「即位の礼」「大嘗祭」などさまざまな儀式が行われましたが、このことをテレビなどの報道により知って、もちろん儀式そのものは映しませんが具体的にその荘厳さに触れ、こういうことを天皇家は二千年以上も行っているのかという衝撃を受けたのがきっかけです。それ以来、今のテーマで制作を続けています。

 

そこでどのようなことを感じ取りましたか——

日本人の伝統的な継続の心ですね。それから、天皇ご自身が神に祈る存在なのだということも改めて感じました。
古事記や日本書紀に記された天皇の歴史を読んでいくうちに、日本人としての自覚と誇りを感じることができました。平田篤胤は、江戸時代末期の国学者でもあり思想家ですが、彼の創造的な神道観も作品創りの参考になっています。

 

[画像]久延毘古 (クエビコ)  2012  楠 煤竹 彩色

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