SNIFF OUT実行委員会の杉本裕一氏フェス開催への思いとは!!

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アートと音楽の融合フェス  2013.7.20–21 at 南港 インテックス大阪 

 

——杉本さんにとって「アート」とは?

 

アート(美術・芸術)と辞書でひくと、「美を表現する技術」や「空間並びに視覚の美を表現する芸術、すなわち造形美術」とありますが、そういう理論的なものではなくて、人の感情を揺さぶりえるものだと思います。「楽しい」や「かっこいい」という思いに加えて、驚きや悲しみ、怒りといった感情を与えられるもの。それがアートだと僕は思います。
SNIFF OUTのイメージキャラクターの「ミラーボールマン」は、アーティストの西野達さんによるアート作品なのですが、どこがアートなの? と感じる人もいるでしょう。でもミラーボールマンを見て、泣く子どもがいたり、笑う人がいたりするというのも、一種の感情の揺さぶりだと思っています。無関心を装い感情の起伏に乏しい現代人の傾向は、社会問題の一つだと思いますが、何だか寂しいじゃないですか。アートや音楽で感情が揺さぶられるということは、人間にとって必要不可欠なことではないかなと思います。

 

 [写真]瀬戸内国際芸術祭(小豆島)にて香川県知事 浜田恵造氏と名刺交換をするミラーボールマン (中央)ヤノベケンジ氏

 

——ミラーボールマンをイメージキャラクターとした理由とは?

もともとイメージキャラクターを作ろう、という企画があったわけではありません。ギャラリーにお邪魔した際に偶然、アーティストの西野達さんがSNIFF OUTに興味を持ってくださっている、という話を聞いたんです。その後ご連絡をさせてもらったら、実際にインテックス大阪の会場まで下見に来てくださり、イベントのために何かプランを考えたいとまで仰いました。
そして、いくつかプランを出してくださった中の一つが「ミラーボールマン」だったんです。それも鏡ばりの人間が、当日会場の中でぶら下げられて、グルグル回されて光り輝いたら面白いし、音楽とも融合できるんじゃないか、ということだったんですよね。まさに「アート作品らしくない作品だな」と思いましたし、他のイベントとコラボして突然ミラーボールマンが登場したら、そこに来ている一般のお客さんもアートを身近に感じられるんじゃないかな、と考えました。またイベントの情報を「つぶやく」だけでなく、ミラーボールマンにキャラ設定をして発信したら面白いのではないかなど、どんどん話が盛り上がっていきました。
それから西野さんと「実際のミラーボールって華やかなイメージがあるけど、ミラーボールマンはイケてない。恥ずかしがり屋にしよう! 鏡も割れていて、犬におしっこかけられて、みたいなキャラにしよう」って、大阪のお好み焼き屋で話をしながらキャラ設定が出来上がったんです。そして「普段大人しくて人前に出ることが苦手でも、こうやって光り輝くことができるんだよ」というメッセージも込め、晴れてSNIFF OUTのイメージキャラクターにさせていただくことが叶いました。

 

 

[画像]左から順に、1.西野達「無題A」2012  (c)Tatzu Nishi  Courtesy of the artist and ARATANIURANO

2.宇川直宏「S.S.S./ S×T×U×F×F×E×D S×P×E×C×I×M×E×N O×F S×K×8×S – Black & White」2002 
(c)Naohiro Ukawa  Photo by Masanori Ikeda  Courtesy of YAMAMOTO GENDAI and MOM’N'DAD PRODUCTIONS 
3.(画像上) 坂本千弦「Human Scrap」2007  (c)Chizuru Sakamoto  Courtesy of the artist
4.Chim↑Pom「気合い100連発」2011 (c)Chim↑Pom  Courtesy of MUJIN-TO Production,Tokyo

 

 

——SNIFF OUTを行なうことで、来場してくださる方たちに伝えたいことはありますか?

まずアートを好きになって欲しいです。今までギャラリーに行ったことがない方たちにも、足を運ぶようになってもらい、好きなアーティストを見つけて欲しいですね。音楽に関しても、これまであまり聞かなかったジャンルの良さに気付いて「またこんなライブに行きたい」と思ってもらえたら嬉しい。SNIFF OUTの会場で「何かすごいな」と心が踊る何かを見つけて欲しいです。
SNIFF OUTでは、お客さんに好きな作品を選んでもらう「オーディエンス賞」というアワードも設けているので、自分自身が審査員になってブースを一つひとつまわり、好きなアーティストや作品を見つけて欲しいですね。それにアーティストとじかに話せる機会も貴重だと思いますので、会場では出展者の方々と積極的に会話をして欲しいと思います。

 

 

——ある意味、アーティストにとっては怖い場所になるかもしれないですね。

 

そうですね。以前、仕事で展覧会や個展を開催した際、お客様にアンケートをとって良い評価をアーティストに伝えていたのですが、その時、マイナスの意見も教えてくれという要望がありました。これは意外だったのですが反面嬉しかったですね。ですからSNIFF OUTでも本音を語り合える要素を入れられたらと思っています。

 

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