日本という特殊な場所だから、ジャンルの枠を超えて活動する人が面白い!山本現代 ディレクター  山本裕子

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山本現代 ディレクター  山本裕子氏

 

2013年7月20日(土)・21日(日)の2日間、南港 インテックス 大阪で開催される、音楽とアートの融合イベント「SNIFF OUT 2013」。
SNIFF  OUT 2013のイメージキャラクター「ミラーボールマン」と共に、出展が決定している現代アートのギャラリー「山本現代」へお邪魔した。

 

——今回展示されている福士朋子さんについて教えてください。

実は彼女はこのギャラリーの所属作家ではないんです。マネックス証券が若い作家を支援するアートアワードで去年私も審査員を務めたのですが、そのときに大賞をとったのが彼女だったので、せっかくギャラリーを持っている人が審査員に入っているのだから展覧会を開催したらいいのではないかというお話を頂きました。
そこで、アートやアートの好きな人のための学校を運営している非営利法人のAITさんがアレンジしてくださり、うちのギャラリーで開催することになったんです。マネックス証券さんにもこの展覧会期間は、彼女の作品がミーティングルームに置いてあるんです。一般の人は入れないのですが、記者発表の際に使われる部屋なので、取材があると必ず写るという点で、作家にとっては露出が増えて嬉しい場所だと思います。

※この展覧会は終了しています。

 

 

——山本現代さんに所属されている方たちはジャンルを超えて、いろんな活動をされていますが、山本さんご自身が作家さんを選ぶときに大切にしていることを教えてください。

 

ファインアート、サブカルチャー、また音楽や映像など、ジャンルはいろいろありますが、ジャンル分けは制度にすぎないですよね。ジャンルがなければ、成立しない部分もあるとは思うのですが、ジャンルの枠組みを超えたり、壊したり、両方のジャンルに足がついているような作家には興味があります。日本のファインアートは、私たちが革命で勝ち取ったものではなく、輸入されたものなので、もともと美術自体が私たちにない概念だったんですね。そういった意味で、日本という特殊な場所だから世界に発信できる、サブカルチャーや漫画という要素や個性があるのではないか、と思います。やはりジャンルの枠を超えて活動する人が面白いのかなと思います。

 

 

——山本さんはもともと、他のギャラリーでお勤めされていたかと思うのですが、山本現代さんを立ち上げられたきっかけを教えてください。

 

何か素敵なきっかけがあったわけでもなければ、もともとギャラリーを立ち上げようと思っていたわけでもないんです。でも、ギャラリーで働くのは大好きでしたし、作家と最初にお話ができて、生の声が聞けるのもギャラリーだと思っていました。そのうちに、自分の好きなものがだんだん固まってきたんです。
あるとき、コレクターの方が倉庫を探していたので、「建築家の友達に聞いたら良い倉庫が神楽坂にありましたよ、借りたらどうですか」って紹介したんです。そうしたら、その方から逆に電話がかってきて、「あなたがこの場所でギャラリ—をやればいいのよ」って言われて。なので、自分で物件を探して始めたことではなくて、きっかけはいただいたものでした。

 

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