日本という特殊な場所だから、ジャンルの枠を超えて活動する人が面白い!山本現代 ディレクター  山本裕子

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山本現代 ディレクター  山本裕子氏

 

——スニフアウトでの展示内容や構想を教えてください。

 

音楽フェスとの融合という点を結構意識しています。
宇川直宏の作品を展示する予定なのですが、彼の持っているドミューンというメディアも出張します。著名な方々がライブブースで演奏している隣で、宇川くんの作品をご紹介しようと思っています。色紙にマイケル・ジャクソンや、松本零士、ブリトニー・スピアーズなど著名人のサインを模写している作品があるんです。人の筆跡をまねるのはけっこう大変で、かなり練習しているみたいなんですが、宇川直宏直筆の、オリジナル作品として、誰かのサインを模倣している作品なんです。模写であってコピーではないので見ているだけでも面白いのですが、サインは社会的なシステムだということにも改めて考えさせられるような点もあります。 

 


——山本現代さんとしてスニフアウトに求めることはありますか?

 

いっぱい人が来てくれることかな。

 

 

——現代アートのことをよく知らない方たちに向けてメッセージはありますか?

 

本来であれば、東京からわざわざ行かなくても、関西は文化的に豊かな土壌だと思うので、本当は皆が会えるところに良い作家さんがたくさんいるよ、ということを伝えたいですね。ただ、関西は作家の名産地なのにも関わらず、作品の売買は成立しなくて、東京でしか売れないのは皮肉なことだと思っています。もっと作家さんのことを知って、作品を買ってもらえるようになればいいですね。
文化はつくられていくものだと思いますが、それだけではもろいところもあり、支え、育てることも重要です。世の中に出やすい環境をつくるとかね。若い人たちが中心のイベントなので、現代アートを知ってもらう、良いきっかけになると思います。

 

 

——最近は、作家が美術界の外でも活躍するようになったと思われますか?

 

実は50年代、60年代から作家は路上に出ていて、新宿の路上でパフォーマンスをしたり、ゴミを掃除したりするプロジェクトなどがあったので、近年現代アートが急に世の中に出てきたというわけではないんですね。
自己発信が安易にできることは、ITのインターフェイスと似ているように感じます。今は特殊技能がなくても、誰でも作品が作れますよね。プロとは違う一線があるにせよ、訓練の賜物としての技術がなくても作れてしまうんです。

 

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