日本という特殊な場所だから、ジャンルの枠を超えて活動する人が面白い!山本現代 ディレクター  山本裕子

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山本現代 ディレクター  山本裕子氏 

 

——プロとはどのような方だと思いますか?

 

スキルでは定義できないですよね。絵がうまい人が作家ではないし、現代美術はうま下手ではないですから。
私がこの仕事を面白いと思ったのは、、自分の価値観や考え方が、見て変わったことがきっかけです。自分が当たり前のように暮らしている社会が制度で満たされているということに、ある作品を見て気づかされたことがあって。たとえば、人を好きになって、お付き合いをして、結婚するというのはどこか自然な営みだと思っていて、それが人工的なものだとは考えたことがなかったんです。でも、社会の上で作られたシステムなんだと改めたとき、自分の中の善悪も全部制度によって決められていると気づいたんですね。パネル3枚くらいの展示だったんですけど、「なんじゃこりゃー」ってほどのインパクトがありました。

  

  

——どのような作品だったのですか?

 

飴屋法水さんが昔結成していたユニットの、「テクノクラート」というアーティスト集団の作品です。夫婦交換プロジェクトや、精子の展示など、すごく過激でした。血液のプールをむき出しで展示したり、トイレからチューブを引っぱってきて、高貴な方の顔におしっこがかかるようにしていて、そこに咲くカビの花を愛でたり。とんでもなく過激なことをたくさんしていたのですが、過激だからびっくりしたという理由ではなかったんです。当然だと思っていることも、実は単に制度で決められているだけのことなのではないかと気づいたんです。

 

  

——現代アートの作家に求めること、また、アートの世界にどっぷり足をいれたい人たちに向けてのメッセージをお願いします。

 

作家を目指すのは大変なので、できることなら、やめておいたほうがいいとしか言いようがないです(すみません!)。可能性は無限にありますが、大人になると方向性が決まってきていろいろとできなくなることに、まずは気づくことが大切です。どこか思いっきりやって、どこかで客観的に自分を見つめることが大切だと思います。結果、見る側になったとしても、アートを楽しむことができますし、誰もが作家になれるわけではないですから。

 

  

——最後にギャラリーとしての今後の展望はありますか?

 

すごく小さなことでいうと、大きい倉庫を改装したスペースに引越しをしたい!天井があと50センチ高ければ・・・とかね(笑)。

 

 

山本現代 YAMAMOTO GENDAI
2004年4月、文豪の花街・神楽坂の工場街にオープン。
2008年1月に港区・白金に空間を広げ移転。現代美術ギャラリー。

開廊時間:火~土  午前11時~午後7時
休廊:日・月・祝日 

108-0072 東京都港区白金3-1-15-3F >>

 

 

【SNIFF OUT 2013】 

日時:2013年7月20日(土) 12:00〜21:00 / 7月21日(日) 11:00〜20:00
会場:インテックス大阪

出演:WORLD ORDER(7/20)/→Pia-no-jaC←(7/21) 他

《アート》ヤノベケンジ/Chim↑Pom/宇川直宏/西野達/高木正勝/森村泰昌 他 

チケット受付はコチラ >>  http://sniff-out.com/tickets.html

 

 

 

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