Synchro Heart による「動物愛護えほんプロジェクト」

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野良猫や犬の処分の現状 

 

今回のイベントでは、辻本さんと共に活動をされていた京都市保健福祉局保健衛生推進室、保険医療課 動物愛護担当であり、獣医師の河野誠さんに、野良猫や犬の「処分」の現状についてお話を伺った。

——今回参加されたきかっけを教えてください。

 

今回、辻本さんよりオファーがあり、「処分」という暗い部分に注目をして、一緒にやっていこうというとなり、会場の設定から考えました。ここの施設は、昔から、高齢者の方たちと犬が触れ合えるような場も積極的に取り入れてくださっている施設なんですが、私たちが動物愛護について伝える上で大切だと思っているのは、動物に関心がある層に伝えるだけでなく、関心のない層だと思っているので、「ももやま」のような、子どもも高齢者も、みんなが集まる施設が良いなと思い、今回ここで開催に至りました。 

 

 

——「えほんプロジェクト」のような活動は他にもあったのですか?

  

小学校へ動物愛護の講義として出向いていったり、授業としてイベントをしたり、という形で子どもたちに伝える活動はしています。

 

 

——野良猫や収容される犬について、現状を教えてください。

 

今回、絵本でも扱っていますが、野良の子猫は今でも、京都市だけで一年間に1800匹収容されているんです。春の繁殖シーズンでは1日20〜30匹くるときもあります。翌日20〜30匹くると、猫の収容できる平米は、すごく狭いので、正直一杯なんです。

 

そうすると、野良猫は8割9割病気を持っていて短命な子も多いので、子猫の中でも生命力がありそうな子を残し、弱っていそうな子から送っていかなくてはいけません。命の選別の作業を、行政として行なわなくてはいけないことがすごく辛い作業ですね。

 

よく「可愛い」「可哀相」というだけで、安易に猫に餌やりをしてしまう人がいますが、それは人として、命との向き合い方ができていないのではないかと思います。餌をあげながら、避妊のオペをし、トイレをしっかり設置をし、猫を管理するのであれば、ひとつの手法になると思いますが、安易な餌やりは、迷惑になるだけだと思うんです。
施設を大きくして、動物が「収容所に来ることを受入れる」のではなくて、動物が「収容所に来ないようにしないといけない」ので、野良猫が何でいるかということを考えることと、命について考えることが、今一番求められていることですね。
それから、犬と猫では背景が、まるで違うのですが、徘徊犬がいなくなってきた一方で、介護する労力もお金もないという人的要因で高齢犬が捨てられる傾向になってきています。しかも8〜9割小型犬です。一時期のダックスフンドのブームがあったと思うのですが、「吠える」「子犬の頃は可愛かったけれど、大人になったら言うこともきかない」という理由だけで捨てられる犬もすごく多いんです。
保護されている犬を見ても、「かわいいね」と言ってくれる方も沢山いるのですが、では、どうして可愛い犬が、ここに保護されなくてはいけないのか、という現状も考えなくてはいけないと思いますね。 

 

 

 

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