英国最高の巨匠、テート・コレクション待望の大回顧展!

 世界一のコレクションから至高の風景画が一挙上野に!!「ターナー展」

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東京都美術館「ターナー展」2013年10月8日(火)〜12月18日(水)

 

英国最高の巨匠、テート・コレクション待望の大回顧展

漱石が愛したターナー

 

夏目漱石の小説「坊ちゃん」に、こんな一節があるのをご存知だろうか。

主人公の「おれ」と、教頭の「赤シヤツ」、それから「野だ」が釣りに出かけ、高柏寺の五重の塔や、青島が浮かぶ景色が見えるところにたどり着いたときの会話だ。

 

「あの松を見給え、幹が真直ぐで、上が傘の様に開いてターナーの画にありさうだね」と赤シヤツが野だに云ふと、野だは「全くターナーですね。どうもあの曲り具合つたらありませんね。ターナーそつくりですよ」と心得顔である。ターナーとは何の事だか知らないが、聞かないでも困らない事だから黙つて居た。(中略)すると野だがどうです教頭、是からあの島をターナー島と名づけ様ぢゃありませんかと余計な発議をした。赤シヤツはそいつは面白い、吾々は是からさう云はうと賛成した。

 

1900年10月に日本からロンドンへ渡り、美術館や博物館を訪れたという漱石は、帰国後に執筆した小説や文章の中に、ターナーについて触れた記述が度々登場するのだが、この場面の作品も今回初来日する《チャイルド・ハロルドの巡礼—イタリア》のことではないかと言われているのだ。

 

 

[作品画像]                                                     

《チャイルド・ハロルドの巡礼―イタリア》 1832年発表 油彩、カンヴァス 142.2 x 248.3 ㎝ テート美術館蔵 ©Tate 2013-2014

 

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