第17回文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント 部門 優秀賞受賞

宇治茶 作『燃える仏像人間』

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作家Ujicha

 

リミテッド・アニメーション(※1)の最果てである“劇メーション”という表現方法をご存知だろうか。

アニメーションと劇画を融合したこの表現方法は、一枚絵や切り絵を動かしながら、カメラワークと特殊効果のみで見せてしまう、シンプルながらも、インパクトある手法なのだ。

しかし、この手法は、楳図かずお氏の漫画『猫目小僧』が1976年に『妖怪伝 猫目小僧』としてアニメ化された際に使用されたのだが、あまりに手間がかかりすぎることから継承されることはなかった。

 

それが、なんと今回「第17回文化庁メディア芸術祭」で優秀賞を受賞した宇治茶氏の作品、『燃える仏像人間』は、一部実写シーンを交えながらも、

80分もの長編アニメとして“劇メーション”を繰り広げているのだ。 

 

※1. 従来のフル・アニメーションのリアルな動作を追求した表現手法に対し、簡略化された抽象的な動作を表現するために、動きを簡略化しセル画の枚数を減らす表現手法として考案された。日本では戦後アニメ創世記において虫プロの手塚治虫がテレビアニメの『鉄腕アトム』制作に制作費や制作時間を削減するために採用した。これによりリミテッドアニメーションを進化させ同時に日本製アニメーションの手法として定着、現在では洗練されアニメの手法として発展している。(Wikipedia参照)

 

 

しかも、宇治茶氏は、劇画タッチのイラストはもちろん、カメラワークまで自宅の一室で一人で行っているというから、半端でない。大半は一瞬しか使用されないといえど、もちろん一枚一枚の絵に妥協はない。会場には、手だけでは足りず、足までもを駆使しながら撮影した、という劇画タッチのイラストたちが、数百体展示されていた。

 

彼は何故、今この手法に取り組もうと思ったのだろうか、宇治茶氏に話を聞いた——。 

 

 

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