語り継がれる伝説の戦国武将 真田幸村の講談に伝わる禁断の物語がついに映画化!!
講談師の話芸とCG映像が合わさり新たな講談の形が完成した!
講談師 旭堂南湖 脳内を駆け巡る 脳内スペクタル!
あなたの知らない歴史の結末が いま語られる
『映画 講談・難波戦記 -真田幸村 紅蓮の猛将-』講談師 旭堂南湖インタビュー
没後400年。徳川家康という強大な権力を持つ男の首に、あと一歩のところまで迫ったという、伝説の戦国武将 真田幸村。
いまだ老若男女を問わぬ人気を誇り、これまで数々の小説・漫画・ゲーム・ドラマ・映画で描かれてきた稀代の猛将 幸村人気の原点ともいわれる「講談・難波戦記(なんばせんき)」を、伝統を引き継ぎつつ、新たなる可能性にチャレンジし続ける講談師・旭堂南湖が口舌鮮やかに語りつくす。
幸村は死なず!? 家康は討ち死にしていた!?「真田丸の攻防戦」の前後で、いったい何が起きていたのか?
戦国最後の戦い「大坂の陣」を舞台に、戦場を駆ける幸村、絶体絶命の家康、空を焦がす大坂城!!躍動する言葉に導かれ、見たこともない映像があなたの〈頭の中〉に拡がること間違いなし。講談独特の話法「修羅場読み(しゅらばよみ)」で描かれる幸村の凛々しい姿は必見!
講談師 旭堂南湖氏 インタビュー
NOSVIS)現代の真田幸村のイメージを形作った『難波戦記』が講談とCG映像で進行するとても斬新な映画となって登場することとなりましたが、お話が来た経緯や意気込みなど教えてください。
まずこのお話を頂いた瞬間、これは良いお話を装った新手の詐欺ではないかと思い、「あと五万円あったら映画公開できるのですが」と言われるんじゃないかと半信半疑で聞いておりました。(笑)
元々はDVDの製作と聞いており、うまくいけばテレビや映画館での上映ができるかもという様な状態でした。
ですからまさか最初から映画になるとは考えもつきませんでした。
収録の現場に行き、撮影が始まるまでは正直にわかに信じがたい気持ちでおりましたが、カメラの台数とスタッフさんの数を見たときこれは本当の話なのだと分かりました(笑)
NOSVIS)普段ですとお客様相手にお話をされていますが、お客様からカメラに変わりお話ししづらくありませんでしたか?
やりづらかったですね!
講談と言いますのは、基本的に、お客様にお話を語り伝えて行く事が目的で、その中に笑いや悲しみ、心の変化を織り交ぜます。
笑いを伝える場面でお客様から笑い声を頂けると「ちゃんとお話を聞いて頂けているな」と安心します。
講談はやはりお客様の掛け合いや反応あってこそのものですからね。
収録では、どれだけ面白い事を言いましても笑う事はできませんから、お客様との掛け合いがないもので、間がいつもと違いました。

NOSVIS)この『難波戦記』は、寄席などでも話される機会が多いお話かと思いますが、『難波戦記』をお話しする上での難しさはありますか?
そうですね。大阪の講談の中で、『難波戦記』はやはり人気のあるお話なのですよ。
その中には、教科書で習う歴史と違う点も多くあります。徳川家康は駿府のお城で天ぷらを食べ過ぎて亡くなったというのが通説ですが、『難波戦記』の中では大坂で討ち死にしていたと伝わっています。「あながち嘘ではないのかな」と、もっともらしく聞いて頂けなければならないのが講談です。よく「講釈師、見て来たような嘘をつき」などと言われますが、でたらめで話するのではなく少しずつリアルな事を重ね合わせ、「そのような事が本当にあったのかしら」とお客様に思って頂けるように話すのが難しい所ですね。
NOSVIS)講談のお話は、古くから言葉の言い回しや内容を変えずにきているのですか?
講談の場合は、伝統芸能でありながら大衆芸能でもあります。能は、一言一句昔から変わっていないかと思いますが、講談は大衆芸能の要素が大きいので現代に合わせ皆が変えていっています。
ですから私と私の師匠でも違いが出ますし、時代によっても変わってきます。
NOSVIS)なかなか若い世代には馴染みの少ない講談ですが、若い世代が講談を見る上でのワンポイントアドバイスをお願いします。
確かに馴染みの薄い講談ですが、今回の映画はとても分かりやすくなっていると思います。よく講談の中で言葉が分らないといわれる事がありますが、特に分かりづらい修羅場読みと言うリズムで言葉を羅列する箇所でも、映画の中では字幕やCG映像が出てきまして、普通の映画を見るようにじっと見て頂ければ自然と頭の中に物語が描かれるのではないかと思います。
NOSVIS)確かに映像を拝見しますと不思議と情景が浮んできました。
それは私の講談が凄いのではなく、皆さんの脳が凄いのだと思います。
皆さんのその素晴らしい想像力を養うためにもとても良い映画だと思いますので是非楽しんで頂けたらと思います。
NOSVIS)普段はどの様なスタンスで鍛錬されているのですか?
常に生活と共にあり家にいる時も散歩に出ている時も1人でぶつぶつと話を繰り返しています。
と言いましても話すこと自体が私自身とても楽しい物ですので、苦と感じる事はありません。
皆様の前に立ち小さな拍手でもひとつ頂ける事がなによりも嬉しい事です。
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